東京インスパイア

都内で働く高卒リーマンの記録

【読書】渋谷ではたらく社長の告白 を読んだ感想

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平成 29 年も 3 週目に突入しようとしておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?自分は、相変わらずグダグダとしておりますが、人生初の講演をやることになりましてね...

資料作りやらなんやらで一気に忙しくなってきておりますが、週末くらいゆっくりしたいと思いまして、今回 サイバーエージェント代表の藤田晋さんの代表作『渋谷ではたらく社長の告白』を読んでおりました。

もっとも、自分が初めてこの本を読んだのは、2014 年頃なんですが、それから何度も何度も読んでおります。それは、自分が営業職として働いているのと、藤田社長のキャリアが営業から始まっていることが起因しているからだと思います。

自分としては、壁にぶつかったときや初心に戻りたいときに読む本として、読んでおり、いわばバイブルのようになっております。

2005 年の発売にもかかわらず今でも全く色褪せない内容ですし、自分としては、営業職の方に 1 度は、読んで欲しいと思っておりますので今回ご紹介させていただきます。

構成

本書は、藤田社長のプロローグから始まり、一章 ~ 五章までに分かれており、最後はあとがきで終わり。ただし、文庫版の場合は『文庫版あとがき』もある。各章の内容は、以下のとおり。
  • プロローグ
  • 一章 裏切り、それでも放せなかった夢
  • 二章 ゼロからの起業
  • 三章 ネットバブルの波に乗る
  • 四章 バブル崩壊、孤独と彷徨
  • 五章 ランナーズ・ハイ
  • あとがき
  • 文庫版あとがき

あらすじ

本書は、前述した株式会社サイバーエージェントの代表である藤田社長の学生時代から、株式会社インテリジェンスでの就職を経て、サイバーエージェントを設立。その後、上場を果たすものの、IT バブルが崩壊して自社の株価が低迷し、数年かけて立て直すところまでの歴史を本にしております。

文庫版のあとがきにもありますように、サイバーエージェントというメガベンチャー企業を創った起業家が、どんな想いで仕事をしているのかが鮮明に記されております。

ここは見てほしいところ

この本の見どころは、ノンフィクションなのに小説の作品のように読めるところに魅力を感じます。文庫版を収録した幻冬舎の見城徹氏が「これは文学だよ、感動した」と言ってるほどですからね。

そんな中で、自分が見て欲しいところとしては、二章の『ゼロからの起業』ですね。以下、3 つの作中の言葉を引用しながら、説明したいと思います。

 

 「間借りで始めたベンチャーに成功例はないよ」

まず 1 つ目の言葉は、宇野康秀氏(元インテリジェンス代表で現 USEN 会長)が、創業初期のサイバーエージェントの事務所を探していた藤田晋社長に言った言葉です。

この言葉に影響を受けて起業している自分の知り合いがいるのですが「今の時代は、どうか分からんけどね...でも、間借りだとあんまり追い込まれてないから怠けちゃいそうで」っと言ってましたね。藤田社長と同じように「なるほどな」と思いました(笑)

 

 「日高、これからは俺のことを会社の中では社長と呼んでくれ」

 2 つ目の言葉は、今まで友人であった創業メンバーの日高裕介氏(現サイバーエージェント取締役副社長)に藤田社長が言った言葉。曰く、自身がインテリジェンスの前に働いていた、オックスプランニングセンター時代、リクルート時代から仲の良かった経営陣が、いつしかなぁなぁに陥り、社長がリーダーシップを取れなくなっていたのを目の当たりにしていたらしい。

しかし、インテリジェンスでも同じくリクルート時代の仲の良い同期で経営していたのですが、宇野社長がリーダーとして明らかに抜きん出た存在だったらしく、前述していたオックスプランニングセンターのような状況を起きなかったとのこと。

いかに、優秀な人達がいようとも、チームメンバーがなぁなぁになって、組織としての本質がおざなりになってしまうのは、良くないと自分も思いますが、ベンチャー企業という名の若い会社は、このような状況に陥ることは、多いんじゃないかと思います。

個人的には、今いる自分の会社も正にこのような状況ですね。創業者メンバー率いる役員達の方向性がブレブレなんですが、それを指摘する人が誰もいません。こんな状況では、うまくいく訳ありませんよね。

ベンチャー企業って状況によっては、リーダーの独裁的な判断で進んでいくとも大事だと個人的に思います。

 

「週110時間ということは、9時に出社するだろ、そして深夜2時まで仕事する。それを平日5日間。あとは土日に12時間ずつ働くと110時間だ」

最後に 3 つ目の言葉は、自分も一部実践したお言葉です。というのも藤田社長も本の中で言っているように、当時のサイバーエージェントは、 IT のことに関してお寒い限り。しかも、創業当時は、取引も少なくて、意外とやることが無くて暇な状況。

ただ、あらかじめ長時間労働を前提として働くとなると、やることがなくても何かやらないといけません。藤田社長は、この時間に顧客リストの作成や新規事業の立案、苦手な技術分野の勉強や経理などの勉強にあてていたらしいです。

まあ、もちろんですが、今の時代なら明らかにアウトですよねコレ(笑)

でも、これ実際に自分も実践してみました。自分の場合ですと、顧客リストの作成から、新規顧客のアプローチといったところでしょうか。結果的に言うと、目に見えて効果が出ましたので、いつかこの辺のこと記事にしたいと思います。

感想  

自分が当時、この本を読むまで、サイバーエージェントってどんな会社なのかよく分からず「リア充が集まって、キラキラ女子が集まっているみたいな感じ」とぼんやりとした、イメージしかありませんでした。実際、こんなことを会社をあげてやるワケですから。 

    

でも、この本を読んでいて思ったのが、 IT バブルだった当時活躍したプレイヤー達の中でも、その後の IT バブル崩壊によって消えていくプレイヤーが多々いたと思うんです。
そんな中でもサイバーエージェントは、生き残っていますからね。やっぱり藤田社長は、凄いと思います。あと、この動画に出てくるホリエモン(堀江貴文)も。

もっとも個人的には、藤田社長が営業マンというところが勉強になりますね。自分も営業なんで、藤田社長のやり方は、全てと言いませんが、大いに参考にしております。

あと、実際にサイバーエージェントの子会社の方ともお仕事したこともあるのですが、一緒に仕事をしていて気持ちが良かったですね。なんというか、過程じゃなくて結果を重視するところに妙に共感を覚えました。

一生懸命働いたとしても、成果がないと意味がありませんからね。なので、成果が出ないということは、パフォーマンスの量が足りないということですから、腐らずに動き続けなければいけない。

そして、このパフォーマンスを持続させるために経営者は、環境を構築し続けなければなりません。そういう意味でもサイバーエージェントは、とてもいい環境なのではないでしょうか。

ちなみに、自分が一緒に仕事した人たちは、めちゃくちゃハングリーな人たちが多くて、かなり圧倒されてました(汗)それと同時に自分自身も少し感化されておりましたね。

なんか、こんなことを書いていると、以前こんな記事を書いた奴と同じ人物だとは、思えないよね(笑)

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まあ、この歳になって思うのが、この世の中『やらされている仕事とやりたい仕事』があると思うんです。そういう意味では、自分にとって不動産の仕事は、やらされている仕事だったのかもしれません。この仕事は、苦痛ですよね...

しかし、今の IT の仕事は、自分的にやりたい仕事だった為、ハードワークも厭わない感じになっておりました。本当に人間って、時と場合によって心境が変わる都合のいい生き物だなーっとつくづく思いますよ。

いわゆる、スイッチみたいなものが人間には、あるのかもしれませんね。そして、このスイッチを押すのが、藤田社長の得意とするところなんじゃないかと思います。

じゃないと、今、破竹の勢いで広がっている『AbemaTV』みたいなプロダクトを率いることはできませんよ。本当にこれからもサイバーエージェントは、頑張って欲しいです。